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UPDATE : 2014/02/09 | AUTHOR : 山田 真紀
「 盲導犬の講演会 」
久しぶりの投稿になりますm(_ _)m
タマヨメです!
立春を過ぎたと言うのに
雪が舞い散る極寒の大阪
昨日は我が家周辺の畑や庭にも
うっすらと雪が積っていました。
寒過ぎて身体もカッチカチです((.;゚;:Д:;゚;.))
でも、そんな冬枯れの景色の中
宿根草や球根たちが、ひょっこりアタマを出していると
春の訪れを実感でき何となくワクワク♪
庭に出ても、やっかいな蚊は居ないし!
寒くても、この季節やっぱり好きです。
好き♡と言えば犬バカの私(笑)
先月、某小学校で盲導犬の講演会に参加してきました。
近所の公園で盲導犬の訓練をされている方に
あなべるの史子さんが声をかけ
実現したという、この講演会。
今まで盲導犬を連れて居られる方や
訓練の姿を見る機会のなかった私は
「ぜひ参加したいーー!」と懇願(。-人-。)
生徒さんやPTAの方々に混じり
訓練士さんから生のお話を聞かせて頂きました。
司会進行の史子さん、日本ライトハウスの訓練士さんと
もうすぐ10歳になる盲導犬のフローレンちゃん
まずは訓練士さんのお話から。
盲導犬を含め他にも介助犬、聴導犬など、
身体に障害がある人たちの手助けをする犬たちを
【補助犬】と呼びます。
盲導犬は日本で1013頭(大阪では60頭)
目の不自由な方(視覚障害者)は31万人
その中で盲導犬を希望されている方が
3000人〜4000人いらっしゃるそうです。
全然、足りてないんですね。
盲導犬になるには大変な時間と労力
そして沢山の人の理解と協力が必要になるからでしょう。
また、盲導犬の一生は出逢いと別れのくり返しと聞いたことがあります。
ブリーダーさんの元で産まれた子犬は
2ケ月ほどで母犬や兄弟犬との別れを経験します。
その後パピーウォーカーさんの家に引き取られ
愛情たっぷりに育ててもらい、
1歳になるとパピーウォーカーさんの元を去り訓練所へ。
そこで約6ケ月の訓練と3回のテストを受けるそうです。
試験に合格したら利用者さんと
約4週間の共同訓練を経て
いよいよデビューとなるのですが
実際に盲導犬になれるのは全体の30%ほど。
盲導犬になれなかった子たちは
キャリアチェンジ犬といって
一般の家庭に引き取られます。
盲導犬として過ごすのは約8年間。
共に過ごした利用者さんと別れの日が来ると
一般の家庭に引き取られるなどして余生を過ごすのです。
※詳しくは日本ライトハウスさんのサイト
“盲導犬の誕生から引退まで“をご一読下さい。
講演会では訓練士さんとフローレンちゃんが
実演をして下さいました。
訓練が始まっても、いきなりハーネスは着けず
コミュニケーションを取りながら
まず信頼関係をつくるのが大切とのこと
シッツ(おすわり)やステイ(待て)も必須
できたら言葉と態度で、いっぱいホメる!
フローレンちゃんも嬉しそうにシッポふりふりしてました♪
ホメられて伸びるタイプなのは私も同じ(笑)
ハーネスを着けたフローレンちゃんと
生徒さんの体験歩行の様子
上手に障害物を避けて歩いてくれます
私も体験歩行したかったけど…
そこは一応オトナなのでグッと堪えました^^;
もし、街中で盲導犬を連れている方を見かけた時には、どうしたら良いか?
についての、お話もありました。
• 触らない
• 話しかけない
• 目を合わさない
→(人を大好きだからこそ目が合うと
いくら訓練されている盲導犬とはいえ
集中力が途切れてしまう)
そして、これは他のワンコたちでも同じですが
• 人間の食べ物を与えない
基本は『そっと見守っていて欲しい』
逆に、なにか困っている様子を見かけた時は
ぜひ下記のように声をかけてあげて欲しいと
おっしゃっていました。
「どうしたんですか?」
「お手伝いしましょうか?」
「信号◯◯ですよ」
→(盲導犬には信号が変わった事が解らないので
利用者さんが車の音などから判断して指示を出している)
他にも…
『なぜ盲導犬にはラブやゴールデンが多いのか?』
『お散歩中の一般のワンコと出会った場合は?』
など疑問をお持ちの方は”盲導犬Q&A“のページを
ぜひご覧ください。
最後に盲導犬としての大切な役割とは
• 一緒に歩くお手伝い( 安全に誘導 )
• 心の支え
であるとのことでした。
盲導犬について、いろいろ調べていると
過酷な状態のため盲導犬の寿命は短いとか
利用者さんの中には盲導犬を
道具としか扱わない人がいるとか…
さらには虐待してるなんて、もしも真実なら
とうてい許されない話を目にしてしまいます。
犬を人の道具にするなんてエゴだと
補助犬や警察犬の制度自体を
反対されている方がおられるのも事実。
長年パートナーとして頑張ってくれたのに
ガマンするのが身についている盲導犬は
引退後も感情を出したり甘えるコトが
出来なくなるなんて話も、
それが本当なら悲しすぎです。
実際に犬の身体や精神的な苦痛を
与えてしまうことがあるとしたら
利用者さんに対しても
盲導犬を引き渡す前の調査や
後のサポートを続けて行くことが必要ですし
慎重に考慮すべき問題だと感じます。
利用者さんにとって安全で
犬の健康や精神面なども
問題のない暮らしができるコトを大前提として…
例えば私の目が不自由になった場合を想像すると
ふつうに犬を迎え生活するのは絶対に無理。
でも、もし盲導犬をパートナーとして迎えられて
お互いに心を通わせることが出来れば
それは生きる気力と大きな支えになるはずです。
また、ふれ合いは人と犬、共に安心感が
得られるのではないかと思うのです。
そのぶん、お別れの日は、かなり辛くて
耐えれそうにないですが。。。
今回、実際に訓練士さんとお逢いして
お話させていただいた印象では
すごく物腰の柔らかい優しい訓練士さんで
素直に安心できる方でした。
お話もわかりやすかったですし
ぜひ機会があれば沢山の方に自分の目で見て聞いて
もっと盲導犬について知っていただきたいです。
帰り際には特別にフローレンちゃんとの
ふれあいの時間もいただきました。
お母さんたちに、おシッポぶんぶんで
甘えてくるフローレンちゃん♡
ずーっと大人しくしてた彼女の
素の姿を見れたようで嬉しかったです!
このような機会を下さった
あなべるの史子さんには
本当に感謝しています!
ありがとうございました<(_ _*)>
その史子さんの現場に、先日タマ夫が
植栽のお手伝いに伺った時の様子を
あなべるさんのブログにUPされていました(^人^)
こちらも、お世話になりました☆
今日も最後までお付き合いありがとうございます
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